店主敬白
20日(木)−24日(月)、更新をお休みします。
25日(火)にまとめて記事をアップする予定です。
Wed,19 October 2005

Siegfried (Royal Opera House)

すっかり冬の匂いがしていた、肌寒かった18日(火)のロンドン、その中、Royal Opera HouseにてDer Ringの2日目"Siegfried"を鑑賞。

いろいろと虚を突いているようで、実はとっても原作に忠実にあろうとした舞台だったのではないかと思う。これまでBerlinで1回、ENOで1回(コンサート形式)で見ているけど、一番ストーリーがわかりやすかったし、Wagnerが意図したのはこんな物語だったんだろうな、と思った舞台だった。
Siegfried役のJohn Treleavanは好演。最初は粗野で、傍若無人ともいえるような振る舞い、でもそれは、自分が何者なのかわからず、存在の意味を掴めないで自分を持て余しているからで、生い立ちを知り、そして恋を知り、変わっていく青年、といった感じが良く出てました。第二幕中盤、竜を倒した辺りから声がやや小さくなっちゃったんだけど、出ずっぱりだから大変だよね。
Wanderer(Wotan)役はJohn Tomlinson。これまで観たWotanの中で一番良かった。TerfelファンのMですが、これほど重厚に演じられちゃうと感服せざるを得ない。最後までしっかりした歌、演技でした。勿論この日一番ブラボーの賞賛を浴びたのは彼。WoodbirdのSarah Foxも良かったんだけどけどな。Woodbirdって不思議な存在のイメージがあったけど、この夜のWoodbirdはちょっとコミカル、「真夏の世の夢」のパックのよう。賞賛の声がなかったのは何故かな。
舞台装置はとてもシンプル。第一幕は、中央に、作りかけなのか残骸なのか、片翼で、半分中身が剥き出しになった飛行機がおかれ、その周辺で鍛冶仕事。SiegfriedがNotungを作り上げて高々とかざすと、飛行機や周辺の残骸、そしてMimeが偶々広げていた本から火花が。もしかしてKeith Warnerは火遊び好き?
第二幕は、手前にレールが引かれて、そこが洞窟前の設定。舞台を横切ってワイヤがおかれて、これが洞窟の入り口。途中、Siegfriedがいろいろと思い悩むシーンは、洞窟の中央には穴があり、彼がそこに座ると、周辺部分が上にあがって、下に隠れていた草むらが登場。その周囲に、張りぼてのバンビや鳥が登場するシーンはちょっと失笑も。確かに安っぽい遊園地のようではあったけど。Fafnerが箱男のような設定は面白かった。Philip Ens声良いなぁ。
第三幕は、Die Walkureで登場した白い壁。右手に銀色の螺旋が。ここにまた日が走るかと思ったら、白い壁に開けられた扉の向こうが輝いて、そこから目覚めたBrunhildeが登場。火遊びは一舞台一度と決まってるのかな(笑)。この白い壁が回転して、BrunhildeとSheigfridのやり取り、心境の変化を表してました。

オケは、前回同様、「伴奏」って感じの演奏と存在感。これが程良い加減なのかな。
鑑賞メモ
posted by M at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽:クラシック
Tue,18 October 2005

Die Walkure (Royal Opera House)

#18日(火)にRoyal Opera Houseにて、Siegfriedを鑑賞。参考に、blogを始める前、3月19日(土)に鑑賞したDie Walkureの感想を記事にしておきます。

19日(土)、Covent GardenのRoyal Opera Haouseにて、Opera"Die Walkure"を鑑賞。
ワーグナー大好きなのに、このRing series知らなかった。抜かった。"Reingold"は残念ながら昨2004年11,12月に上演。丁度日本に帰国中だったんだよな。演出家は新国立で「トーキョー・リング」を演出したKeith Warner氏。

歌手が皆一流だからか、Amphitheatreにいても、pianoでもセリフがはっきり聞き取れる位。ENOも好きだけど、劇場のつくりの差か、歌手の差か、聞きとり難いことあるんだよな。
この日一番ブラボーの声がかかってたのはSiegmund役のJorma Silvasti。確かに力強くてよかった。私はSieglinde役のKatarina Dalaymanにも拍手を送ったんだけど。この二人のやり取り、Brunhildeじゃないけど、感動して応援したくなったもの。その敵であるところのHunding役のStephen Millingもよかったですよ。どっしりした存在感があった。Bryn TerfelのWotanは、なんだか人間くさくて、苦悩すると言うより、自分のわがままさに気づかぬまま突き進んじゃった感じ。この舞台で見るとWotanってとってもやな奴なんですけど。Lisa GarsteenのBrunhildeは最初おてんばだけど、愛を知って大人になっていく感じがとってもよく出てた。
第三幕では舞台中央に白い壁があって、それが回転して展開を示していて、 Wotanが現れた時など、舞台を半分に仕切る形で、WotanとWalkure達が、舞台手前側で、それぞれ壁をはさんで立って、顔をのぞかせあったりしてました。舞台の上から左手壁中央に向かって滑り台のようなものがあって、それが舞台の後ろを通っているように見せて、右手から舞台中央に向かってまた伸
びてるんだけど、最後に Brunhildeが火につつまれるシーンで、その滑り台の上に火が走って舞台中央に横たわるBrunhildeを包む様な感じに見えたのにはびっくりした。‘Siegfried’で彼女が発見されるシーンはどうなるんだろ。
オケはいつも出だしが不安定な感じがして、特に管系がいまいちで、聞いていて落ち着かない感じも。でも進むにつれてまとまった音に。ENOだとオケが大きすぎて歌が聞こえないこともあるけど、それはなくて適当な音量。でもなんとなく間延びした感じも受けました。BerlinのBarenboim指揮だと、いかにもドイツらしい、重厚な質実剛健な音に感じたけど、それよりはやや軽い感じ。私はBerlinのような、しゃきしゃきした感じが好きだな。でもPaul Daniel指揮のENOのThe Ringは全体的に好きだった。
2002年のENOの Barbicanの時のように、泣きそうになるほどまではいかなかった。ENOのBarbicanはコンサート形式で、でも一緒に行った友人を始め、あちこち泣いている人を結構見かけたくらい感動につつまれてたけど。
アンコールの時、Bryn TerfelがWalesの旗を背中にかけて登場(笑)。実はこの日、ラグビーの6カ国対抗試合(Six Nations)でWalesが優勝していた。もしかしてRerfel、舞台どころじゃなかったかも。楽屋でTV見てたかも。
鑑賞メモ
posted by M at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽:クラシック
Mon,17 October 2005

過去100年のtop iconはThe Beatles(米Variety紙)

米国のVariety紙(エンターテイメント業界向け日刊タブロイド紙)によると、エンターテイメント業界関係者が選んだ'icons of the century'のtop10は以下の通り。
1. The Beatles
2. Louis Armstrong
3. Lucille Ball
4. Humphrey Bogart
5. Marlon Brando
6. Charlie Chaplin
7. James Dean
8. Marilyn Monroe
9. Mickey Mouse
10. Elvis Presley
Source: Variety magazine

この'iconic entertaiment'の選出の基準は、商業的、創造的なインパクト、模倣の度合、人気の維持、Tシャツに使われるかどうか、だそう。
The Beatlesが1位ですか。米国紙だから他がほぼ米国系のタレントなのは当然だろうな。
同じような調査を英国を中心に行ったら、The Beatlesは1位にならないんじゃないかな。Queen辺りが上位にきそう。それにこのVariety紙の結果は、かつて活躍した人たちが多いけど、英国だともっと若手や最近活躍している人が上位に来るんではないだろうか。だれが投票に参加したのか記事にされてないそうなのではっきりとは言えないけど、この辺り米国人と英国人の気質の差を感じる。
米国だからThe Beatlesが1位になれたのかも。

[参考]
- Beatles named 'icons of century'(BBC NEWS|Entertainment|Musicより)
-Beatles top Variety chart(Sky Newsより)
-Variety.com(Variety紙公式サイト)
Sun,16 October 2005

My name is James Bond (Daniel Craig).

やや遅きに失した感がありますが...
第6代007、ジェームス・ボンド(James Bond)がダニエル・クレイグ(Daniel Craig)に決定。14日(金)は専らこのニュースで盛り上がってました。BBCはNews速報mailで送ってくるし(笑)。「初の金髪ボンド」などと騒がれていますが、発表の仕方も、テムズ川をスピードボートでやって来ると言う演出。既に007モード
こちらでは専ら「映画'Layer Cake'のスター」と言う冠がついていますが、Mは'Road to Perdition'で、トム・ハンクス(Tom Hanks)のマフィアのボス(ポール・ニューマン(Paul Newman))の息子で、トム・ハンクスをねたんで殺そうとする敵役の印象が強い。マフィアのボスのボンボンらしさと、ちょっと狂気にかられた雰囲気が良かった。
ダニエル・クレイグは、最近、その'Layer Cake'で共演した女優シエナ・ミラー(Siena Miller)と、その元(?)恋人ジュード・ロウ(Jude Raw)との三角関係でゴシップネタに。映画'Alfie'で共演し、婚約していたジュード・ロウとシエナ・ミラーだけど、ジュード・ロウの浮気が発覚して、怒ったシエナが浮気した相手がダニエル・クレイグ。まさかシエナ・ミラーがボンド・ガールになることはないだろうけど(苦笑)。

007も冷戦が終わった今は、テロリスト相手に戦うんでしょうね。彼の第一作「カジノ・ロワイヤル(Casino Royale)」は来年2006年1月の公開予定。

このボンド役、かなりの候補者の中から最終決定に至ったとのことだけど、こちらはその候補者たち...なのかな。かなりいろんな名前があがってます。ここの「良い男たち」を眺めるのも結構良いかも(笑)。

[参考]
-Daniel Craig takes on 007 mantle (BBC NEWS| Entertainment|Filmより)
-The Battle of The Bonds (Sky News, Showbizより)
posted by M at 16:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画
Sat,15 October 2005

パキスタンへの復興支援、そしてハリケーンの被害を受けた中米への支援

世界各地で、8日(土)の地震で被害を受けたパキスタンへの支援への表明がなされている。英国でも様々な組織が支援に取り組んでいる様子が連日報じられており、ラジオからは、通常のCMや番組案内の間に寄付を呼びかける案内が流れている。

日本でも多くの組織が支援を行うための協力を募っていることだと思う。そんな組織の一つに、財団法人日本フォスタープラン協会がある。
フォスター・プランとは、英国に本拠地を置く世界的な活動で、途上国の子どもたちとともに地域開発援助を行う国際NGO組織。支援の方法は様々で、地域開発プロジェクトに支援することで、その地域で恩恵を受ける子供を「フォスター・チャイルド」として紹介され、交流を持つことができる「フォスター・ペアレント」、特に困難な状況にある子供たちを対象に支援を続ける「マンスリー・サポーター」、金額も寄付の方法も自由な「一般寄付」、1つのプロジェクトへ1寄付者(個人、法人など形はいずれでも良い)が$10,000以上寄付して支援する「特別寄付」。Mもかつてフォスター・ペアレントとして某国の少年の成長を見守っていました。

今回は、8日(土)に発生したパキスタン地震に対する緊急復興支援プロジェクトが実施されており、フォスター・プラン事務局が寄付を募っている。詳細はこちらに。
それから、今回はこちらを紹介したかったのだけど、実はハリケーン・カタリーナ、リタの後に、大型のハリケーン「スタン」が中米に上陸し、甚大な被害が出ている。こちらは米国本土に上陸したものと違って少しも大きく取り上げられなかったけど、国力やインフラ整備から見たら、こちらの被害はより深刻。フォスター・プランではこちらに対しても緊急支援プロジェクトを立ち上げており、寄付を募っている。詳細はこちらに。中米のハリケーン被害については、英国でも被害の報道のみで支援の声が小さいけど、とても必要とされる支援だと思う。

フォスター・プランについて知りたい方は、こちらから、あるいは左サイドバーに設置したバナーから入って確認できます。
今回、リンクについてご快諾いただいた(財)日本フォスタープラン協会の関係者の方に心からお礼申し上げます。
posted by M at 06:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | news
Fri,14 October 2005

そして ひと粒のひかり (Maria Full of Grace)

-These pellets contain heroin. Each weighs 10 grams. Each is 4.2 cm long and 1.4 cm wide. And they're on their way to New York in the stomach of a 17-year-old girl.
-Based on 1,000 true stories.
-運命は わたしが 決めるのを 待っている

2004年の米/コロンビア映画。コロンビアの片田舎で暮らす17歳の少女マリアが、失職し、家や愛していないボーイフレンドとのごたごた(じゃあ妊娠するようなことするな、こら)にうんざりしていた時、偶然の出会いから仕事を紹介されるが、その仕事は麻薬の運び屋。お金と、そして日常から抜け出すために、運び屋になることを引く受けてしまう。渡米する彼女を待ち受けているものは...。

むぅ、私はこの映画に、「ひかり」も「希望」も見出せなかったのですが。
やや遅れて入ったMの目に飛び込んできたのは、スクリーンいっぱいに広がった、真っ青な空と、余るほどの陽光が輝いているコロンビアの風景。(これは素朴さに心が洗われる映画か)と思ったら、そうではなかった。
コロンビアでは、マフィアによる米国への麻薬の輸出が問題となっているが、その運び屋はこの映画にも描かれているように、麻薬を体内に飲み込み、まさに体で「運び屋」となっている。マフィアによるその構造は映画の中で淡々と描かれる。
危険を冒してNew Yorkに渡ったマリアの目に映る風景は、中心部の華やかなマンハッタンではなく、移民たちが集まって暮らす地区であり、彼女はそこで、コロンビア人の中で、コロンビア人の人脈を頼って生きる。彼女は米国という名のついた地上にいるだけで、米国の中には溶け込んでいない。
ここで、「一応ハッピーエンド」、「見終わると清涼感が」とあるけど、全く感じなかった。この終わり方で、彼女の将来に希望が見えるのだろうか。最初に映し出された美しいコロンビアの風景と対照的な、雑然としたNew Yorkの風景は、寂寥感しか感じさせなかった。
そしてこの映画、どうしても「米国から見たコロンビア」の視点でしか描かれてないように思われたのだけど。いや、映画としては良い映画なんだろうけど、ベルリン映画祭で銀熊賞も取っているし。でもコロンビア人の視点だったらもっと違った描き方があるのでは、と思う。
音楽は良かった。場面場面で背景に流される歌、Sheryl Crowを思わせる女性の声の主題歌とも心地よく映画を楽しませてくれました。

[参考]
公式サイト:英語 日本語

鑑賞メモ
posted by M at 05:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
Thu,13 October 2005

2006W杯、欧州予選

サッカーW杯欧州予選、12日(水)の試合終了後の結果は以下の通り。
出場決定国:オランダウクライナポルトガルフランスイタリアイングランドポーランドセルビア・モンテネグロクロアチアスウェーデン
プレーオフ進出国:チェコトルコスロバキアスイスノルウェースペイン
10日(月)の予想通りですね。第4グループは決められなかったけど。デンマーク、アイルランドが見られないのが残念。
イングランドはさんざん叩かれてたのに、予選が終わってみたら出場決定国中オランダに次いで2番目の好成績じゃん。何文句を言ってるんだ>イングランドサポーター。フォーメーションが決まらないんでさんざん文句言ってるんだよな。エリクソン監督に対する風当たりも強いのなんのって。あんまり説明するタイプでないこと、ロッカールームでチームの雰囲気を感じ取って檄を飛ばすタイプでもないこと、などが批判の的になってる。夏のオフシーズンは女性関係でタブロイド紙から狙われてるし。サッカーの監督って大変な仕事だわ、と思ってしまう。選手も大変だけど。
プレーオフは明日14日(金)(早っ!)にくじ引き、11月12日(土)、16日(水)に試合。ここで成績上位3チームがW杯本選へ出場。丁度一ヵ月後だ。どこが来るかな。

アジア地区は、ウズベキスタン対バーレーンがまた引き分け。ここはどうなるの?

北中米、南米最終予選もあと1時間半ほどで始まる。こちらもプレーオフ進出国がどこになるか、楽しみ。
それにしても、米国対パナマの試合開始時間、現地時間20:07(13日(木)1:07GMT+1)。07分って何か意味があるのか。

[参考]2006 FIFA World Cup - Preliminaries Groups and Standings:Europe

[10月14日(金)4.47am追記]
その他の地区予選結果
アジア地区は、アウエーのゴール数が上回ったバーレーンがプレーオフ進出。
北中米地区は、4位になったトリニダード・トバコがプレーオフ進出。
両国は、11月12日(土)、16日(水)にプレーオフ決定戦。
南米地区は、ウルグアイが5位に。同じく11月12日(土)、16日(水)にオーストラリアとプレーオフ決定戦。
posted by M at 07:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ
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