店主敬白
20日(木)−24日(月)、更新をお休みします。
25日(火)にまとめて記事をアップする予定です。
Wed,31 August 2005

ブラウザの文字化け!?

今朝ネットに接続してビックリ。

ブラウザが文字化け起こしてる

日本語はかろうじて大丈夫だけど、英語は手書き文字になってるよ。アラビア語のサイトのよう。読み難い。しかもこの現象、私がPCに入れているブラウザ(Opera(8.01)、Firefox(1.0.6)、IE(5.5)、NN(7.01)全てで発生。なんで?

2,3日前から、Operaのニュースフィードで本文欄の日本語が文字化けを起こしてて、少しエンコードをいじってみたりしたけど、それが今になって影響するのか。私が毎日読んでいる某新聞が登録制になってから、Operaではなぜか登録できない(ついでにいうとIEでもダメ)なので、結局デフォルトをOperaからFirefoxにしてしまった。

PC全体の問題かとWordの文章を見てみたら、こちらはOK。ブラウザだけか。

何処をどういじっても直らない。ウイルスでも取り込んだのかしらとチェックをかけてもひっかからない。

策尽きて、S○ny、Vaioのカスタマーサービスに電話。
が、電話している間に、デフォルトのFirefoxのエンコードの自動判別を外したら直っちゃった!!しかもIEもOperaもつられたようにOK。
これは何だったんだ。

でもいろいろご丁寧に教えてくださったS○ny、VaioカスタマーサービスのSさん、本当にありがとうございました。

参考までに、何で高いお金かけて日本に電話してるかというと、日本で買ったPCなので、英国のカスタマーサービスに電話すると、質問に答えてもらうだけで14.99ポンド(約3,000円)かかるのです。以前質問したら、「今から答えるけど、14.99ポンドかかるぞ、いいか?」と聞かれて、「いや、いらない」と断っちゃった。その質問、yesかnoだけだったんだけど。電話代の方がまだ安いのです。なんせPCは大事な道具なんで。

「マイクロソフトの答えてねっと」に書き込んでしまった。自己解決したと書いておかないと。

今日はOwenのNew Castle入りについて書こうと思ってたのに。本人としては、Liverpoolに行きたかったところだけど、私としては、彼がpremierに戻ってきてよかったと思うし、我がShearer様(英国で一番好きな選手)と一緒にプレーしてくれるのが楽しみ。
posted by M at 20:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電脳生活
Tue,30 August 2005

Prom59 Tonhalle Orchestra, Zurich, Emanuel Ax, David Zinman

今週に入って夏が戻ってきたロンドン。今日明日の最高気温は27-30℃。今になって一生懸命夏してくれてます>英国のお空。といっても秋空ですが。

先週は冬物の上着を準備していったのに、昨29日は7分袖のブラウスでも暑かった。そんな中、Promsへ。

昨夜は念願のArenaでの鑑賞。ticketは91番目。3列目の真ん中と右端の中間辺りに立ちました。3列目といっても、立ち見だから殆どかぶりつき。舞台から1m位。800円でこれは本当に御の字です。勿論早く入っても、わざと中央真ん中や後ろ辺りに座る人も。
客層は、クラシック好きのオヤジが多かったけど、音大生もちらほら。中には、Camden Townと行き先を間違えたのでは、と見まごうパンクファッションの若者たちも。
前売りでは、金曜でも一番安い席がまだ残っていたはずなのに、昨夜見てたら満席。ArenaもGalleryもぎっしり。

♪Wagner Der fliegende Holländer
大きい音の楽器は後ろ、って言うけど、この曲の時、弦がよく聞こえず。もしかしてかぶりつきより後ろの方が音が良く聞こえるのかしら、と思った位。

♪Beethoven Piano Concerto No.3 in C minor, Op.37
ピアニストのEmanuel Ax氏は羽田健太郎を髣髴させる雰囲気。その風貌からちょっと想像できない(失礼!!)柔らかい、ロマンチックなピアノでした(そういう曲だから?)。第一楽章、自分で歌いながら弾いていたのが印象的。何か歌詞を当ててたのかしらん。口の動きからして、ただ'Pa-pa pa pah'って感じだったけど。曲はピアノ対オケ1対1って感じで、和のイメージはなかったけど、ピアニストもオケも良い雰囲気での演奏。演奏が終わって、なぜか周囲の人が皆「にこっ」「にこっ」ってしてる。演奏した楽団員も互いに「にこっ」「にこっ」ってしてる。そんな柔らかい雰囲気が漂っていました。

♪R. Strauss Also sprach Zarathustra
これはもうどうしても頭の中は'space odyssey'−モノリスが飛び、HALが暴走−。この時は、人数が増えたのか、弦の音もはっきり、メリハリよく聞こえました。第一、第二バイオリン、チェロそれぞれソロのパートは、ソリストがいずれも全体の演奏の雰囲気を壊すことなく綺麗なソロを奏でていました。とっても力強い演奏、でも決して過度に雄雄しいごつごつした演奏でなく、適度に洗練されていて、とてもチームワークの良いオケだなと感じました。弦のソロだけでなく、管、打楽器、それぞれが出番を忠実にこなしてる、という印象。この曲の演奏終了後も、自然と笑みを浮かべている奏者が多数。雰囲気良さそう。

指揮者のDavid Zinman氏は、ショーン・コネリーが小さくなったような可愛いオジサンでした(再び失礼!!)。

この夜の演奏を聞いていて、オーケストラという仕事に感動。どんな仕事でも多くの人の手が通っているわけで、例えば製造業でも多くの人が少しずつ部品を組み立てて、チェックして最後に製品ができる。でも一同に会することはない。ビルやダムの建設だとあるのかな。オケって、大勢の人間が一堂に会してするとっても大きな仕事だな、と。100年以上前に作られた音楽を、解釈を変えながら今も演奏し続けて、楽譜などをめくるのもいまだ手作業で(あれ、自動的にPC画面で出せないものなのかな)。
人間が大勢集まって成し遂げる大きな作業ってこと、そして古いモノを大切にしつつ、新しい命を与える作業だってことに感動した一夜でした(えっ、当たり前!?常識!?)。

これからは曲は通して聴きたい。これまではクラシックってよくわかってなかったから、さわりだけのCDや名曲アルバムで充分と思っていたけど、土曜も昨夜も、序曲だけでは物足りない、全体を通して聞きたいと思った。やっぱり作曲家は、全体を通して伝えたいことを書いているんですもん。最も今のところ私がそれを正しく読み取っているかどうかというと、まだまだだけど(まぁのだめもそうだから(笑))。

しっかし、5時間にも渡るoperaの楽譜を書くって凄い作業だよね。しかも手書きで>Wagner先生。

アンコールではまたマーチが。今回は帰りのバスで話題にしている人がいなかったのでなんだかわかりませんでした(T_T)。

バイオリンに5人も日本人の名前を発見。同胞が活躍しているのを見るのはやはり嬉しい。

[参考]Prom59(Proms公式サイト)
BBC Radio3, part1 part2
Tonhalle Orchestra, Zurich公式サイト
Emanuel Ax(Sony musicのページ)

[鑑賞メモ]
場所:Royal Albert Hall, London
日時:2005年8月29日(月)19:30-21:35
出演者:
Emaniel Ax piano
Tonhalle Orchestra, Zurich, Devid Zinman conductor
posted by M at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽:クラシック
Mon,29 August 2005

連休恒例の...

8月最終週の月曜はBank Holidayという英国の休日。夏が終わる前の最後の三連休。大抵の英国人はこれに休みをくっつけて最後の夏を謳歌する。大家さんは娘さん一家と友人と、毎夏恒例、海辺の貸し別荘へ。英国人の友人たちは田舎の両親のもとへ。その他にも小旅行に出ている人が多い。人も車も少なく、ウチの近所も出かけているところが多いのか駐車場はガラガラ。Newsでは、毎年この連休に行われるNotting Hill(ヒュー・グラントとジュリア・ロバーツの映画で有名になったところです)でのカーニバルの盛り上がりを伝えている。

天気も、幸いこの日曜から真っ青な空がひろがり、時折綺麗な飛行機雲。気温は25-6℃だけど、風邪が冷たく、それほどの暑さは感じない。どちらか遠いと秋の気配。

いつものBank Holidayの風景。1人、静かだな、と時間をゆったりと楽しんでいたところにそれはやってきた。

23時。その前にもわさわさと人の声がしていたが、突然東側の裏の家から大音響と共に音楽が。そーだった、この家は

いつも連休の夜中にパーティを開くんだった(>_<)

これも「恒例の...」。こんなものはいつもあって欲しくないけど、これがほぼ一晩中続く。以前は夜中の1時に花火を打ち上げ、さらに音楽が朝5時頃まで続いたことも。今回も、あまりの騒がしさにベッドに行って布団を被ったけど、そんなものききゃしない。あぁ、これが朝まで続くのかぁ、他のご近所はうるさいと思ってないのかなぁ、あ、皆いないのかぁ、うちも両隣いないし。あそこんち、子供もいたはずで、犬かネコもいたはず。動物もいい迷惑だよなぁ、などととげんなりしながら思いを巡らしていたのだが...。

午前1時、なぜかぴたりと音楽がやんだ。

ホッ。

まだ人の声はするけど、これ位なら耐えられる....zzz

安心して寝てしまいました(^_^;)A。

幸いだったのは、同様にいつもパーティをする北側の家が、なぜか今年はやらないこと。ここんチ、広いベランダでカラオケ大会やってくれるのだ。英国人もカラオケするんですよ、皆さま。

因みにロンドンでは、23時以降うるさい音をたてちゃいけないはずなんですが。

まぁ、「いつもの...」が、比較的抑え目に終わってよかった。
posted by M at 19:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外生活
Sun,28 August 2005

Prom57 World Orchestra for Peace, Valery Gergiev

前日夜の興奮が冷めやらぬまま、昨27日(土)もPromsへ。

ここのところProms続きですっかりclassical music blogのようですが、何度も書いているようにクラシックは全くの初心者。海を越えてから聴くようになりました。安くていいコンサートがいっぱい開催されてる環境ってのはありがたいもんです。殆どの曲は、「初めて聴く」もしくは「サビは知ってる」です。そんな奴が書いてます。ご笑読を。


昨夜は前売り完売だったので、久しぶりにpromming。Arenaで聴きたかったけど、開場(ticket発売)の 1時間半前で既にかなり並んでる。対照的にGalleryは少なかったので、いつものごとくGalleryに(47番目でした)。早めに番号札を配ってくれたので、1時間ほど周辺をウロウロして、スーパーで安売りになってたサンドイッチとリンゴを夕食に購入。いつもは音大生、ミュージシャンの卵が多いGalleryですが、昨日は年配者が多かった。学生は三連休だからどこかへ行ってるかな。

この夜のオケは'World Orchestra for Peace'。1995年、ブトロス・ブトロス・ガリ前国連事務総長が、英国人指揮者Sir George SoltiにUN50周年記念コンサートを依頼した際、何処のオケを振りたいかと聞かれたSir Paulが、世界中のミュージシャンを集めたオケを編成してハーモニーを奏で、平和の中に生きていることを示そう、と提案し、結成されたもの。指揮者はValery Gergiev氏に引き継がれ、今年はUN60周年ということで世界ツアー中。第一バイオリン(第二バイオリンにも数名)は、各オケのコンマスが勢揃い。日本関係では、トランペットに大阪フィルの橋爪伴之氏、ホルンにサイトウキネン・オーケストラのGail Wiliams氏。他トランペットにHPAC Symphony Orchestra, JapanのMarlon Humphreys氏とありましたが、ググってみたけどこのオケ見つかりませんでした。そんなオケあるんでしょうか(あったらごめんなさい>関係者)。Humphrey氏の名前は、Pacific Music Festivalにはありました。

演奏された曲は以下の通り。
♪Rossini, William Tell-overture
♪Debussy, Prelude a 'L'apres-midi d'un faune'
♪Esa-Pekka Salonen, Helix
♪Wagner, Die Meistersinger von Nuremberg-overture
♪Rmisky-Korsakov, Sheherazade,Op.35
(encore)
♪Mendelssohn, Scherzo from A Midsummer Night Dream
♪Coates, Knightsbridge March


演奏では、曲ごとにコンマスが変わり、その都度バイオリンも各楽器も席変え。最初はビックリ。会場からも戸惑いと笑いが。
最初のウィリアム・テル序曲は、有名なファンファーレのところで超感動。この瞬間トランペットとティンパニは気持ちいいだろうな。演奏後、楽団員達も拍手。既にクライマックスかのよう。
でもその後はなぜかあんまり感動がなくて。まずDebussyって私ダメみたい。Esa-Pekka Salonenの新曲'Helix'は武満徹みたいだった。それだったら西洋の作曲家ばかり演奏しなくて武満やったらいいのに(Salonen、演奏終了後舞台に現れて挨拶してました。自分で振りたいと思わないのかな)。Wagnerは期待していたのに特段強い印象を受けず。'Sheherazade'も、アラブ世界を知らない人が書いたね、って思ってしまったし。映画「アラビアのロレンス」のテーマ曲の方がアラブ世界っぽいじゃん、などと考えてしまうM、実はロシア系作曲家も以前からあまり得意ではない。
勿論、個々の演奏家の素晴らしさはソロパートなどで充分分かったんだけど。銀河系軍団が勝てないように、一流どころの音楽家を集めても感動させられないってことあるのかな。
いや、これは私だけだと思います。周囲は「よかったね」「感動した」と皆さん言っておられたので。

それに、オケの編成がちょっと。平和のため世界中のミュージシャンを集めて演奏する、というのに、五大陸中オーストラリア(ニュージーランド)、アフリカからの参加者はいない。イスラエルからは1人いたけどアラブからはいない。スケジュールや技量の関係もあるかもしれないけど、ちょっと残念。
そんなことを思ってたら、どうしてPromsにイラクのオケを呼べないのか、とまで考ちゃって、結局あまり楽しめないままでした。

[参考]
Prom57(Proms公式サイト)
BBC Radio3, part1
BBC Radio3, part2

[鑑賞メモ]
場所:Royal Albert Hall
日時:2005年8月27日(金)19:30-21:45
出演者
World Orchestra for Peace, Valery Gergiev conductor
posted by M at 22:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽:クラシック
Sat,27 August 2005

Prom56, Nikolaj Znaider, BBC Philharmonic, Brahms, Liszt

昨26日(金)夕は、三連休を前に殆どの人が脱出しているのか、人が少ない街を見やりながらPromsへ。

BBC Phiharmonicは、男性は白い上着と黒のズボンに蝶ネクタイ、女性は黒のドレス。その衣装の中、指揮者のGianandrea Noseda氏と ViolinistのNikolaj Znaider氏は黒の短いタートル襟のようなシャツに黒の上下と、全身黒で揃えたように登場。このZnaider氏、6月16日のBarbicanでのIsrael Philharmony Orchestraのコンサートで大感激した演奏家で、この夜も彼の演奏を楽しみにしていました。

♪Brahms,Violin Concerto in D major
Znaider氏、掴みはOK!って感じで、ソロのパートが始まったら聴衆がみな引き込まれたのが肌で感じられたほど。でも決して「俺様」演奏じゃない。BBC Philharmonicととても調和の取れた演奏。「和」って言葉が頭にずっと浮かんでた。出る所は出るけど、決して出すぎず、でも押えすぎず。掛け合いはきちんと掛け合いに、リードするところはリードして、という感じでした。オケとの合奏でも、決して音が隠れてしまうことはない。あんなにバイオリンがいっぱいある中、どうして彼の音だけがちゃんと聞こえてくるのか不思議。
6月のIPOとの演奏では、音が彼の体の中に入って、そこから聞こえてくる、まるで彼の体がアンプのようになっているように思われたけど、今回はそうではなくて、violinの少し上で音が膨らんで広がっている、って感じで聞こえました。前回同様、音はとても多彩。1つの音を出すところでも、いくつもの音を重ねて1つにしているのでは、と思うほど。今回は、席が舞台に近かったからか、音を厚く出しているところ、薄く出しているところがはっきりわかっておもしろかった。
第1楽章が終わった時点でかなりの拍手が。また第三楽章の最後は、演奏が終わる5小節(多分)位前から拍手している人がいた位。終了後、指揮者とZnaider氏が抱擁しあっていたけど、あれは心からの互いの賞賛と労いだと思う。
アンコールでZnaider氏と指揮者が再登場した際、Znaider氏に賞賛を受けさせようと指揮者がビオラとチェロの間で止まってたら、Znaider氏が慌てて戻って、一緒にって前に出そうとしてたり、オケにも丁寧に頭下げてる姿が、人柄が見えるようで印象的でした。
次はいつ、どこで、彼のどんな演奏を聞く機会があるかな。楽しみ。

休憩の際、通路で'very good, isn't it?'と言った声や、violin soloのサビの部分を鼻歌で歌ってる人など、観客が演奏をエンジョイしている様子が溢れてました。

♪Lizt,A Faust Symphony (original version)
こちらはうって変わって「集団のフォース」を感じる演奏。特に第一楽章の'Faust'では、楽器が増えた分も、そして第一、第二violinそれぞれの力強い演奏に圧倒されそうでした。第二楽章の'Gretchen'は、突然変化して室内楽のようで静か(実はここで突然先日のネコの最後を思い出して涙が溢れてしまったM。まだまだですね。周囲は、曲に感動していると思ってくれたろうけど)。第三楽章の'Mephistopheles'では、一転してまた賑やかに。今回は実はoriginal版で、Promsでも初演だったそう。endingの部分をWagnerが絶賛しているらしいけど、正直そこはよくわからなかった。Wagnerとは似ても似つかないし。全体として、Oboeとviolinの掛け合いが美しく印象的でした。

BBC Phiharmonicの演奏は、衣装から受ける印象も重なってか、とてもオーソドックスな、私がイメージする'Classical'な音楽を演奏をする楽団だな、という印象。
その中で、指揮者のGianandrea Noseda氏は、肩こりにならないかと思うような肩をいからせた指揮。各楽器に指示する時以外は、左右の手がほぼ同時に上下するか対称に動くか。その動きが感じの「八」にマルを描くような動きで、「それは名古屋市のマークだがや」と突っ込みたくなるくらい。よく動くし。特に'Faust'の時、靴が指揮台上でかつかつなる音がタップのように聞こえて気になってしまった。しかも「飛ぶ」し。リアル「カタイラ」を見てしまった気分。
かなり手を振るんで、先端恐怖症のM、怖いなぁと思って見てたのですが、'Faust'の第3楽章で、ティンパニとシンバルとトライアングルに目をやってて、ふと指揮者に目を戻すと指揮棒持ってない!!飛ばしたのかなぁ。怖かったよう。
それから、'Faust'の総譜が、小さな本のようなものだったのが気になりました。各楽器の楽譜は普通の楽譜サイズだったのだけど、なぜ総譜があんなに小さかったんだろ。

[参考]
-Prom56(Proms公式サイト)
-BBC Radio3
*全てのPromsはBBC Rdio3で生中継されており、また放送後7日間、Radio3のon-demandで聞くことができます(左バーの'Listen again'または'右上の'Radio Player'をclick)。またこの演奏は、9月8日(木)14:00(GMT+1、日本時間同日22:00)から再放送されます。こちらも同様にnetから聞くことができます。
-BBC Philharmonic公式サイト

[鑑賞メモ]
場所:Royal Albert Hall, London
日時:2005年8月26日(金)19:30-21:30
出演者
Nikolaj Znaider violin
BBC Philharmonic, Gianandrea Noseda conductor

私信>M.T.様、おかげで感動の夜を過ごせました。ありがとうございました。
posted by M at 19:11 | Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽:クラシック
Fri,26 August 2005

アラバマ物語(To kill a mockingbird)

-The most beloved Pulitzer Prize book now comes vividly alive on the screen!
-If you have read the novel, you will relive every treasured moment. . .If not, a deeply moving experience awaits you!

Rayを見て、この物語のことを思い出した。奇しくも24日(火)、この物語で犯人として糾弾される黒人を演じた俳優Brock Peters氏が亡くなったとのnews(合掌)。
B00005LMDGアラバマ物語 コレクターズエディション
グレゴリー・ペック メアリー・バーダム フィリップ・アルフォード

by G-Tools

1930年代のアラバマで、弁護士の父アティカス・フィンチと兄ジェム、通いの黒人コック(家政婦)カルパーニアと暮らす少女スカウトの目を通して、家庭、近所、学校での出来事が綴られている物語。スカウトは父の教えに従って素直に、そして偏見を持つことなく成長していく。貧困と人種差別が残る地域で、白人女性が乱暴される事件が起こり、黒人トムが犯人とされ、アティカスが弁護をすることに。地域住民−白人間、黒人間、そして相互間−に起こる様々な波紋。厳しい圧力の中、アティカスはトムの弁護に立つ。

実は映画より先に原作を読了。
0099419785To Kill a Mockingbird
Harper Lee

by G-Tools

2003年、アティカス・フィンチを演じたグレゴリ−・ペックが亡くなった際、日本では専ら「ローマの休日の」と紹介されていたけど、こちらのnewsでは「アラバマ物語の」と紹介されていたこと、また彼の死の直後、アメリカ映画協会が発表した「最も偉大な映画のヒーロー」でアティカス・フィンチが1位だったことで興味を持ち、またBBCが行っていた'Big Read'という読書キャンペーンでこの本が上位に選ばれていたこともあり、これは読んでみようと手に取ってみた。
物語の視点は少女だけど、読了後最も印象に残ったのは父親の誠実さ、真直ぐな生き方。その印象を持って映画を観たのだけど、グレゴリー・ペック演じるアティカス・フィンチは、私が原作で受けた印象そのままの父親、弁護士像。「米国の良心」とも言われ、偉大なヒーローに選ばれた映画の人物像は、原作の素晴らしさ、そしてそのイメージを忠実に演じたペックの演技の賜物だと思う。
映画ではペックばかりに注目していたので、通常この映画で賞賛されている子供たちの演技があまり記憶にないのだけど、それでも印象に残っている2つのシーンは実は子供がらみ。どうしても裁判を見たがった子供たちがこっそりと中に入り、親しくしていた黒人たちが自分たちの方へ呼び寄せてくれて、2階から黒人に混じって(白人は1階)見ているシーン、そして近所に住む「幽霊」ブーとの出会いのシーン(原作でも感動したところ)。

この本を読んだ時も、(ついこの間まで米国ってこういう国だったんだよなぁ)とショックを受けた。

英国も決して差別がないわけではない。先月29日(金)、リバプール郊外で、大学入学を控えた黒人高校生が、白人ガールフレンドとデート中に人種差別的言葉を浴びせられ、斧で殺されるというショッキングな事件があった(犯人とされる4人の中に、ManCityの選手の弟がいたことも衝撃を与えた)。昨25日(水)、彼の地元で追悼セレモニーが行われ、3,000人もの人が出席している。

[参考]Thousands pay tribute to Anthony(BBC News)

以下は私が持っているpostcardから。Martin Luther King牧師の言葉。
One day ...
Youngsters will learn words they will not understand

Children from India will ask:
What is hunger?
Children from Alabama will ask:
What is racila segregation?
Children from Hiroshima will ask:
What is the atomic bomb?
Children at school will ask:
What is war?

You will answer them.
You will tell them:

Those words are not used any more,
Like stage-coaches, galleys or slavery -

Words no longer meaningful.

That is why they have been removed from dictionaries.

Martin Luther King

[映画参考]
アラバマ物語(1962)(Allcinema ONLINE 映画データベース)
To kill a mockingbird(1962)(International Movie Database)
posted by M at 06:56 | Comment(0) | TrackBack(2) | 映画
Thu,25 August 2005

West−Eastern Divan Orchestra、Ramallahでのコンサート成功

8月20日(土)記事で取り上げた、Barenboim率いるWest-Eastern Divan Orchestra。21日(日)のパレスチナのRamallahでのコンサートは大成功だったようです。よかった。

勿論すんなりとは行かず、シリア当局がシリア人演奏家に脅しをかけていたとか、イスラエル人演奏家たちもパレスチナ地域に入るのを恐れて躊躇していたようですが、木曜までには問題も解決して(このあたり中東らしい話)最終的には無事開催の運びとなったよう。もっともアラブ人演奏家たちはRamallah市内のホテルに前日から宿泊していたけど、イスラエル人演奏家たちは東エルサレムのホテルに泊まり、演奏会当日も、リハーサルの休憩時、アラブ人たちはホテルに帰って休んでいたけど、イスラエル人たちは会場の敷地内から出られず、周辺の芝生にいたとのこと。また演奏終了後、イスラエルとパレスチナの間の検問所が22時に閉鎖されてしまうため、イスラエル人たちは着替えもしないまま東エルサレムのホテルに戻ったとか(実際は22時を過ぎていたが、彼らのために検問所は開けられていた模様)。演奏終了後、アラブ人演奏家とイスラエル人演奏家が共に喜びを語り合えず、それぞれ別々に感動の夜を過ごさざるを得なかったのは残念。またイスラエルメディアが当日殆ど取材しなかったことも。
当日はBeethovenのNo.5が演奏されたのですが、どんどん早くなっていったのだそうです。ある演奏家「これまでで一番早かった」。Barenboim、検問所の閉鎖時間を気にしたのか?

このオーケストラが「平和のオケ」と呼ばれたのに対し、コンサート前日の20日(土)、Barenboimは「連帯と相互理解のメッセージを伝えるためにRamallahに来た」と語っている。
あるイスラエル人演奏家が「来年はダマスカスで」とインタヴューに答えている。とてつもなく大変なことだけど、それがいつか実現する(今回のコンサートも2003年に一度企画されたけど、情勢の悪化でキャンセルされた)して、演奏終了後イスラエル人とアラブ人が友の喜び合うようであって欲しい。

[関連記事]
Ram Allah hosts solidarity concert(Aljazeera,8月22日(月)up)
Concert unites Arabs and Israelis(BBC NEWS|Entertainment,8月22日(月)up)
All roads to Ramallah(Haaretz紙(イスラエルを代表するクオリティペーパー)8月22日(月)付け記事)
Next year in Damascus(Haaretz紙8月24日(水)付け記事)

[参考]
Daniel Barenboim biography(Daniel Barenboim公式ページ、後段にこのプロジェクトについての説明があります。)
posted by M at 17:58 | Comment(2) | TrackBack(1) | 音楽:クラシック
Wed,24 August 2005

Sゼミ英国支部OB・OG会 in London 2005夏!

↑「ザ・ベストテン、in ××」のノリで(世代がばれる^^;)。

なんと偶然にも、大学の同じゼミ出身者が私を含め6人も英国にいることが判明。ここんとこ世話になりっぱなしの友人と昨年教授から連絡があった後輩とは、頻繁に会い、連絡も取り合っているけど、6名とは。広い世界で嬉しい話。で、教授から「是非OB・OG会を開催するように」。年長ということ、ゼミ現役学生の頃から事務方的役割をすることが多かったということで、不肖M、幹事を務めさせていただきました。

我がゼミ、学部内でもそれなりに有名。勿論勉強面は厳しくて、週1のゼミの他、これに備えたサブゼミをグループごとに行わなければならないし、レポートも多い。卒論は必須(学部では必須としていない。しかもこれが教授の主義で、長いこと手書き提出だった)。おまけに春夏冬と年3回の合宿(私は2つある教授のゼミ両方に出席していたので、年6回合宿。でも私たちの頃は数名そんなゼミ生がいた)。合宿先では教授の音頭の下、避暑地の中を山登りにも似たサイクリング自転車漕ぎ。体力知力両方要求される厳し〜いゼミだったのだ。でも我がゼミを有名たらしめているのは、実はその酒盛りの派手さ。コンパや合宿での飲み会には、とてもここでは書けない逸話がいっぱい。合宿の朝には、布団などはぐちゃぐちゃで、各自の枕もとには洗面器が並ぶし、あまりの暴れように出入り禁止となった施設も数々。飲み会ではビールの注文はケース単位。居酒屋の通路にケースに入ったビール瓶が置かれ、それが瞬く間に消えていく。ゼミの人数は、3,4(5)年あわせて40から45名というところ。ここでお酒を覚えました>M。2年まで飲めなかったのよ!ホントに。私の大学3,4年の時間の殆どはゼミと3年次に始めたサークル活動で占められていたなぁ。

#上記を読んで「私そのゼミ出身かも」と思い当たった方、連絡お待ちしてます。

そんなゼミでも無事社会人になり、あるいは学業に戻るものあり、それぞれの道、それぞれの場所で活躍していて、今回は英国で6名が集うこととなった次第。

友人と飲む時はくだけた感じだけど、昨夜は初対面の人もあり、我がゼミ卒業生とは思えぬ大人の飲み会。それでも現役時代の話から、やがて現在のそれぞれの仕事や学業、生活の話などなど話が広がりました。同じ師の下で薫陶を受けても、今いる業界(学究者も含め)は異なるので、それぞれの世界の話を聞いているのは面白かった。同じ異国で暮らす者同士、心を開いて話せる場でありました。こんな時間が過ごせるのは、それぞれ代は違ってもゼミで充実した時間を過ごしたからであり、そんなゼミを長年厳しく、そして暖かく指導してくださっているS教授、伝統(!?)を築いてくださった諸先輩、同輩たち、そして今頑張っている現役諸君、皆の健康と活躍を祈って何度も乾杯を重ねた夜でした。

個々人との連絡から始まり、ゼミ生同士の紹介、そして会の開催にあたって開催の辞までいただいたS教授、本当にありがとうございました。
またかつて在英された諸先輩からも「懐かしい」と会の成功を祈るメールをいただきました。ありがとうございました。
そして忙しい仲集まってくれた5人の皆様、楽しい時間をありがとうございました。至らぬ点は幹事の不出来さに免じてご勘弁の程を。帰国予定の方もおられますが、また時間の許す限り会いませうぞ!

S教授は現在Harvardで研究中、実は我々と同じ昨23日(火)にニュー・ヨークで、今日24日(水)にはワシントンでのOB・OG会に出席される由。海の向こうでの会も成功していますように。
posted by M at 20:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外生活
Tue,23 August 2005

レイ(Ray)

-The extraordinary life story of Ray Charles. A man who fought harder and went farther than anyone thought possible.
-The only thing more extraordinary than the music is the man behind it: Ray Charles.
-The extraordinary life story of Ray Charles.
-レイ・チャールズ――音楽、恋、そして人生。彼は、生きること全てにおいて<天才>だった。
B0007TW7WSRay / レイ 追悼記念BOX
ジェイミー・フォックス テイラー・ハックフォード ケリー・ワシントン

by G-Tools

2004年の米映画。Ray Charlesの生涯の映画化。
最高にカッコよかった。音楽も、主演のJamie Foxxも。Jamie Foxx、Ray本人としか思えませんでしたよ。実際ピアノを弾くシーンは全てJamie Foxxだそう。点字学校にも通ったとか。私が知っているRay Charlesって、すでに白髪のお爺さんでいつも襟の幅が広いステージ衣装って印象ですが、映画は若い頃が中心。きっと若い頃はこうだったんだろうなぁと思われました。
ストーリーは、貧困家庭の盲目の青年が、天才的な音楽の才能で、恋に、ビジネスに成功していく、その背後で、旅とレコーディングに明け暮れる生活、女とドラッグ、その破綻と再生を、人生に色濃く影響した弟の死と母親との関係を織り込みながら、ってところ。
cold turkeyのシーン、凄かった。
でもこの映画を通して一番驚かされたのは、この60年ほどの米国社会の変化。
当初Rayが長距離バスに乗ってシアトルに行き、そこで音楽人生を歩みだすのですが、そのバス(Grayhound)の座席がwhiteとcolouredで仕切られてる。Rayが参加するバンドは黒人ばかり。ツアー先(ナイトクラブのようなところ)も黒人ばかり。
やがて白人が少しずつ姿を現し出し、やがて黒人、白人とも違和感なく同時に画面に現れ出す流れを見ていて、そうだよ、今でこそパウエルやライスがホワイトハウスで中核にいたり、ニュースキャスターがWASPじゃなかったりしていて、それを何の不自然さもなく見ているけど、ほんのちょっと前までそうじゃなかったんだよ、と思い出した。
その黒人ばかりの時代の映像は結構ショックでした。そしてRayが差別と戦ったことも。
Ray Charlesは人種差別があったGeorgia州でのコンサートを拒否して、同州での活動を禁止されます。これが撤廃されたのが1979年。遠いようで、実はついこの間のこと。Rayが州議会に招かれて、州知事が公の場で公式に謝罪し'Georgia on my mind'が州歌になるのですが、この時両腕で自分を抱え込むようにして喜ぶシーン、ここはRay Charles本人だそう。
また映画は、彼の人生にいかに女性が影響を与えたかにかなり力点がおかれてました。妻、愛人(12人の子供と21人の孫に5人の曾孫!)、そして母親。特に母親は、幼い頃の貧しい生活、弟の死、そのトラウマと緑内障で盲目になっていくところが頻繁に挟み込まれるフラッシュバックシーンで大きな存在感。薬物中毒からの再生のきっかけのシーンもその母親との関係を背景に描かれてたし。母親が厳しかったから(勿論愛情があったからだけど)、愛を求めて女性遍歴を重ねたのかも。
ホントかな、と思ったのは、シアトルについて直ぐ道端でトランペットを吹く黒人と出会うんだけど、それが「クインシー・ジョーンズ」。去年のNHK大河「新選組!」で近藤勇と坂本竜馬が出会ったシーンを思い出してしまった。

で、正直に告白します。
1.私はRay Charlesが盲目だと知りませんでした(ご、ごめんなさい!!物知らずで)。そんなの音楽に関係ないじゃん。そう知っても彼の音楽に対する気持ちは変わらないし。
実際ビジネスを進めていく姿勢など、正常者と全く互角。彼が盲目のように見えたのは、女性を口説く時ゆっくり両手で相手の手を握り、だんだんを腕にそって撫で上げて、hugしていくところ(このシーン、頻繁にあったなぁ。皆に同じことしてたんだろうか)。
2.映画の初めの頃の黒人ばかりのシーン、英語がわからないところがしばしば(;O;)。訛りや黒人独特の言い回しや音なんかがあるだろうけど、これほどとは。後段はわかったもん。
3.Jamie Foxxがアカデミー賞主演男優賞を取ったことも知りませんでした(恥)!!見終わって、(これでアカデミー賞取れなかったらおかしいよな)と思って帰宅して確認したら、やっぱり取ってた...。

誰もがそうだろうけど、映画を見てRay Charlesをあらためて聞きたくなりました。今まではラジオやTVで流れるのを聞いていて凄いなとは思っていたけど、しっかり腰をすえて聞いてみたい。彼の音楽はジャンル分け不可能だなと思う。ソウルであり、C&Wであり、ロックであり...全部あるんだもん。

152分とあったから、長くてだれるかなと思ったけど、あっという間でした。

[参考]
公式サイト:英語,日本語

[鑑賞メモ]
場所:London, Prince Charles Cinema
日時:2005年8月19日(金)15:15-18:00
映画データ
-Director Taylor Hackford
-Producer
Howard Baldwin, Karen Elise Baldwin, Stuart Benjamin, Taylor Hackford
-Exective Producer
William J. Immerman, Jaime Rucker King
-Co-Producer
Ray Robinson Charles Jr., and others
-Writing credits
Taylor Hackford, James L. White(story), James L. White(screenplay)
-Original Music
Craig Armstrong
-Non-Original Music
Hoagy Carmichael (song "Georgia on My Mind")
Ray Charles (songs)
Ludwig van Beethoven (from "Moonlight Sonata")
-Cinematography
Pawel Edelman
-Cast (in credits order)
Jamie Foxx Ray Charles
Kerry Washington Della Bea Robinson
Regina King Margie Hendricks
Clifton Powell Jeff Brown
Harry J. Lennix Joe Adams
Bokeem Woodbine Fathead Newman
Aunjanue Ellis Mary Ann Fisher
Sharon Warren Aretha Robinson
C.J. Sanders Young Ray Robinson
Curtis Armstrong Ahmet Ertegun
Richard Schiff Jerry Wexler
Larenz Tate Quincy Jones
Patrick Bauchau Dr. Hacker
Mike Pniewski Bus Driver

(参考)IMDb,Allcinema Online
posted by M at 05:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
Mon,22 August 2005

Prom47 London Symphony Orchestra, Tippett, Beethoven

19日(金)、友人が急に行けなくなったとかで、代わりにPromsへ。最近この友人にはホントいろいろお世話になりっぱなし。

♪Tippett Symphony No.4
英国の現代作曲家の作品。なんというか、つかみどころのない曲で、何もイメージがわかない。(映画音楽になりそうだなぁ)位は思ったのですが。同じ現代音楽でも、武満徹には一本通った精神を感じるけど、そういうのも特になし。最後に風が吹く音がして、それが何処から出てたのか、右手側で音の出所がわからなかった観客(含むM)が舞台を覗き込むように見たのが印象的。終了しても、「えっ、終了したの?」って感じで、観客も戸惑いながら拍手してたような。私が指揮者の解釈を良くわかってなかったのかな。でもこの曲、LSOでSir Colin Davisで何度も演奏されているようだけど。十八番なのかな。

♪Beethoven Symphony No.3 in E flat major, 'Eroica'
初めて聞きました(またかよ、おい!)。もっと勇ましい曲かと思ったら、そうではないんですね。とりあえず知ってる5番や9番に比べたら、激しく盛り上がることのない曲という印象。それに、どうしてもheroに捧げる曲には聞こえなかった。勿論ナポレオンなんて想像できない。そもそもドイツ人の作曲家の曲をアングロサクソンのオケで聞いてフランスの英雄を想像することが無理なのか。「ある偉大な男の記憶を記念して作曲」された曲ですよね。勿論ナポレオンが皇帝になったのを知って「ボナパルト」と書かれたタイトルページを割いた、って逸話は知ってました。だから彼は、権力を掴むような俗物ではなく、市民の中の英雄を描きたかったんだろうと想像はつきます。でも、曲を聞いていたた私の頭の中は、アイデアに詰まった作家が田園を散歩していて、アイデアに詰まって苦しんで落ち込んだけど、最後に good ideaを思いついて万歳!って感じでしたが。もしこれを「田園だよ」と言われても、納得しちゃう。6番も良くわかってないので。

LSOは、これといって特徴のないオケでした。コンサートを聞いたあとクラシックに詳しい友人にそう言ったら、LSOってそういうオケなんだそうですね。
Sir Colin Davisは体が硬そうな指揮をする人だなぁと思ってみてました。3番を降ってた時指揮棒を落として、前にいた第2バイオリン奏者が演奏の間に拾って渡してたけど、よく考えると指揮棒って怖いですよね。先端恐怖症のM、オーケストラの楽団員になっても、もしかしたら飛んでくるかもしれないと思って演奏できないかも。また、Sirが時々左手の指先を合わせて鳥のくちばしのような形をつくって、指先を上に向けて降るのですが、これは中東では「待て」の意味。人と議論してた時相手が熱してくると「まぁ待て」って感じでこのしぐさをしたり、道路を横断する時に、車に向かってこの形をした手を突き出したりします。楽団員に中東出身者がいたら演奏止めちゃいそう。
でもその手が、だんだん握りこぶしになって、途中から五木ひろしのようになっていきましたわ(一体何を見ていたんだ>アタシ)。

アンコールもあっさり拍手だけでお終い。でも熱狂的なLSOファンでもいるのか結構暑い拍手が。3番の演奏中、1楽章終わるごとに拍手する人もいました。

[参考]London Symphony Orchestra公式サイト

[鑑賞メモ]
場所:Royal Albert Hall, London
日時:2005年8月19日(金)、19:00-20:55
London Symphony Orchestra, Sir Colin Davis conductor

8月23日(火)追記:Review
The Times★★★★★
The Guardian★★★★☆
うーむ。私がよくわかってなかったのか。難しいなぁ、クラシック。
The Guardianに「恐らくこれまで聞いた中で最もゆっくり演奏されたNo.3」とあるから、そのゆったり感に惑わされたんだろうか。
この翌日、ラジオで聴いたKurt MazurのNo.9、軽やかな感じでいいなぁと思ったのに、両紙とも★3つだし。
もちっと勉強しますです、ハイ。
posted by M at 04:28 | Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽:クラシック
Sun,21 August 2005

Bombon (El Perro)

大家さん、そして友人とそのパートナー氏、それぞれに勧められて見に行ってきました。
2004年のアルゼンチン(IMDbではアルゼンチン/スペイン)映画。

主人公はファンという50過ぎの朴訥とした男性。30年近く働いていたガソリンスタンドを首になり、就職活動も上手くいかず、居候している娘の家でも疎まれる日々。そんなある日、車が故障して困っていた若い女性を見つけ、自宅まで車を牽引しつつ送り届けて、車の修理も行う。そこそこ資産家らしい家の母親がお礼にとファンにくれたのは、最近先立った夫が残した犬。夫がフランス語で「Bombonの犬小屋(Le Chein de Bombon)」と書いていたのを犬の名前と勘違いして「Le Chein」と呼ぶファン。最初はお互いぎこちなかったが、やがて打ち解けあう。犬は置けないと娘の家は追い出されてしまうが、犬が幸運を引き寄せるかのように、銀行家に会い、ドッグ・ショーに出るよう進められ、犬の訓練士を紹介され、彼と共に犬を訓練し、やがて出たショーで3位に入賞。その後少々のドタバタを経て、一旦犬を訓練士に預けたファンだが...。

とっても気持ちがホンワカとする映画でした。この主人公のファン役のおじさんと犬のBombonが絶妙なコンビ。ファン役のオジサンは、公募で選ばれた素人で、名前は本名そのまま。チャルメラオジサンと芦屋小雁を足して2で割ったような風貌に、黙って優しい笑みを浮かべる顔を見ているだけで和みます。このオジサンの顔つきに親しみを覚えるのは、我々と祖先を同じにするモンゴロイドだからかな(パタゴニア地方には、モンゴロイドの一部が北米大陸を横断して渡りついたらしい)。Bombonとの出会い、次々と新しい世界に遭遇するたび、くりくりとした目を輝かすファン。悲しい時はその目をそっと節目がちに。でもその感情の起伏は決して大きすぎるわけではない。どこか笠智衆を思い出させるような、淡々とした雰囲気。だけど内に踏めたものはあって、それが最後のシーンで、Bombonと未来へと向かう彼の表情に表れている。
犬のBombon役は、本名はGregorio、名前も顔も厳しいけど、かもし出す雰囲気はどこかのんびりしたものが。ファンに黙って付き従う忠義さがけなげ。
映画全体としては、風の音がうるさいなぁという印象だったのけど、舞台となっているパタゴニアはいつもあのように強風が吹き荒れている地域らしい。それを音と風景で映画全体に表していたわけね。確かにその風景の中にいるような感じがしました。
もう一点映画の中で印象的だったのは、時折垣間見える貧富の差。以前見たチェ・ゲバラの映画(The Motorcycle Diaries)でも見えたけど、南米地方の貧富の差は激しそう。どうしてこういう社会構造なんだろう。

映画は90分ちょっとで、最後は(えっ、もう終わり)といった感じがしないでもなかったけど、終了後は心を和ませて帰ってきました。
政治が絡まない映画を見たのも久しぶりだったし(どういうチョイスだ、お前)。

[参考]
日本公開情報(配給会社Cine Quanonのページ、'Bombon (El Perro)'は下から4つ目)
Carlos Sorin監督インタビュー

[鑑賞メモ]
場所:London, Screen on the Green
日時:2005年8月16日(火)15:40-17:20
映画データ
-Director Carlos Sorin
-Producer Oscar Kramer, Jose Maria Morales, Marcelo Acosta(line producer)
-Screenplay Santiago Calori, Salvador Roselli, Carlos Sorin
-Cinematography Hugo Colace
-Original music Nicolas Sorin
-Cast
Juan Villegas Juan (Coco) Villegas
Walter Donado Walter Donado
Rosa Valsecci Susana
Gregorio Bombon
(参考)International Movie Database
posted by M at 05:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
Sat,20 August 2005

Prom41 West-Eastern Divan Orchestra, Barenboim,マラ1は走れメロス!?

14日(日)、友人とそのパートナー氏が声をかけてくれて中華街で飲茶。その後、彼女が親切にも譲ってくれたチケットでPromsへ。

以下、相変わらずクラシックを分かってない人間の感想です。ご笑読あれ。

この日のコンサートは、Barenboimがパレスチナ人の友人の故Edward Saidと立ち上げたプロジェクトで、イスラエル人とアラブ人の音楽家でオーケストラを編成し、セミナー、そしてコンサートツアーを行っているというもの。詳細はここに。

さて、この日の演奏。

♪Mozart Sinfonia concertante in E flat major, for oboe, clarinet, bassoon and horn, K297b

まるで学生の発表会のような雰囲気。楽団も音も若々しい!
Barenboimは、指揮をするというよりそれぞれの演奏家に優しく語りかけているような雰囲気でした。彼の指揮は BerlinのStaatoperで見ただけで、その時は殆ど姿が見えなかったけど厳しい雰囲気だった記憶が。実際はどんな指揮をするのかしら。
演奏終了後も、自分は隅に寄ったり、楽団員の間に入って目立たないようにしている姿が印象的でした。カルテットの4人は終了後胸をはっているような、清々しさが。
音楽は...ええっと、ええっと、掴みどころがないまま終わってしまった印象。

♪Mahler Symphony No.1 in D major

この曲も初めて鑑賞(す、すいません!!初心者で)。
第一楽章を聞いた感じでは、現代音楽とベトベン達の中間のような、でもより現代音楽に近いような印象。いろんなパターンがあって、この楽章だけでもショート・ストーリーがかけそうな曲だなぁと思って聞いていたら、第二楽章でまた全然印象が違う。
なんでこれが一つの交響曲?と思いながら聞いていて、(あれ?これってなんだか人の一生のような...)と思って解説を読んだら、やはりそのようなことが書いてあって、しかも第3楽章は'The Huntsman's Funeral'という絵をモチーフにしたと書いてある。
ここにきて、1,2,3楽章がRosieのlifeに思われて、まだ死後3日目だったので、いきなり涙が溢れ出してしまった。
でも第4楽章に入って、なぜか突然(「走れメロス」のストーリーのようだなぁ)と思うと、その後私の頭の中は「オペラ、走れメロス!」が描かれていたのでした。
第4楽章、終わりそうで終わらない。王様が「やっぱり改心するの止〜めた」って言いだすんじゃないかと思ったほど。最後にホルンが立ち上がったんでビックリしたけど (そう指示されてるそうですね)、それで華々しくファンファーレになって、よかった、よかった。

曲の演奏終了後、通りかかったスキンヘッドなオヤジ(どう見てもArsenalの試合観戦後Promsに来ている)が、私の涙を見て'Fantastic!'と声をかけてくれたけど、音楽に感動してるんじゃないんだよぉ。ごめんよぉ、オヤジ。

第3楽章は聞いたことありました。アレンジされたものがピアノの練習曲にあった記憶が。

この演奏後も、Barenboimは「楽団員に拍手を」とばかりに手を広げ、自分は完全なクロ子とグレ子黒子に徹してました。
でも拍手が凄かったので、まずはアンコールを一曲(その時は何なのかわからなかったけど、ElgarのNimrodだったそう)。
その後、突然このプロジェクトやオケについて語りだし、結局前面に。ハンドマイクがないので、座っている方(この日の席は舞台右手)を向いてくれた時しか聞き取れなかったけど、文化がナショナリズムを凌駕することを話していた(と思う。詳細は26日(金)の14.30(GMT+1)からの再放送で聞いて確認するつもり)。「来週はこのメンバーでRamallahに行きます!」と言い、「ブラボー!」と大喝采。

Ramallahでは、今日と同じMorzartの他、Weber、ベトベンの5番を演奏するようです。
[参考]Daniel Barenboim公式サイト

で、さらに一曲演奏。これも曲紹介が聞こえなくて何なのかわからず。ただWagnerのように聞こえたんでえっと思ったのよね。それに曲紹介のとき会場がざわついたから、そうではないかなぁと。後日新聞で確認したら、やはり"Vorspiel und Liebestod (Tristan und Isolde)"でした。

アンコールに入って、特に最後の曲になると、発表会の雰囲気が抜けてプロのオケの演奏会のような雰囲気がしてました。

演奏後、楽団員同士があちこちでHug&握手しているのが印象的でした。このオケだからではの光景。21日(日)のRamallah、成功するといいな。

心配したのは、実は13日(土)の夜から、イスラエルでは「ティシャ・ベアブ」という宗教上の祭日で、断食をする日。イスラエル人の楽団員、お腹すいてないかな、と。でも外国に出ているから断食しなかったかもね。

programmeには、Morzartの4人の管の演奏者の名前はありましたが、楽団員の名前は「治安上の理由で掲載しません」。早くこんな文言がなくなるといいな。

という訳で、純粋に音楽聴いてる部分2割、政治的な考えが頭を巡っていたのが4割、ネコの死が頭を巡っていたのが4割、といった感じではありましたが、良い夜を過ごしてきました。
友人にひたすら感謝。本当にありがとう。

[参考]
BBC Proms公式サイト

各紙Review
The Guardian★★★★★
The Independent★★★★★
The Times★★★★☆

[鑑賞メモ]
場所:Royal Albert Hall, London
日時:2005年8月14日(日)19:00-21:30
出演者
Mohammed Saleh oboe
Kinan Azmeh clarinet
Mor Biron bassoon
Sharon Polyak horn
West-Eastern Divan Orchestra, Daniel Barenboim conductor

For security reasons, the names of tonight's players are not printed in this orogramme-book.(プログラムp.14、オーケストラ紹介の項より)

[27日(土)追記]
昨26日(金)、BBC Radio3で再放送を聞きましたが、残念ながらBarenboimの生talkはなし。アナウンサーが、「このオケはArabとIsraelのsolidarityをcourageするもの」と紹介していました。
posted by M at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽:クラシック
Fri,19 August 2005

ありがとう、Rosie。

先週の11日(木)、ネコのRosieが突然旅立ってしまいました。
病院へ行って病気が判明してからほんの1週間、あっという間でした。
その一週間、一進一退の状態でしたが、前日の10日(水)夕方には、以前と変わらぬ足取りで私の部屋まで上がってきて、以前のように部屋で寝転び、数日していなかった寝返りもしていました。最後には餌をねだられ、あげてみると良く食べていたので、てっきり持ち直したものと思っていました。
でも、翌朝、そして10時頃、二度の心臓発作を起こし、旅立ってしまいました。
今は、彼女が一日の大半をすごしていた庭の、花の下でゆっくり眠っています。

一緒に過ごしたたいせつなものをなくしたのは、初めての経験でした。
彼女がいなくなったことにとまどい、悲しみ、泣き、呆然とする時間が過ぎました。
今も視線は彼女がいるはずの場所を探し、何か行動する時は彼女に呼びかけてしまいます。

そんな私を助けてくれているのは、いつもながらの、日本と、そしてここロンドンの家族や友人たち。彼ら彼女らがくれた、mailや電話での、Rosieへのお悔やみと、そして私や大家さんへの励ましの言葉が、私たちにとって何よりありがたいものです。

皆、ありがとう。

彼女を失う前後1週間ほどの様子や私の気持ちの動きは、こちらにあります。病気のことを調べていて偶然このサイトに出会い、運営者のビーグル獣医先生とmailを交換させていただくことで、励まされました。また今このようなサイトのページにしていただいたことで、Rosieへの供養にもなったと思いますし、私自身も救われています。この内容がどれほどのものかはわかりませんが、これから同じような経験をされて訪れられる方々のお役に立てれば、Rosieにとっても、私にとっても幸いです。

ビーグル獣医先生、今回は本当にありがとうございました。

そんなわけで、1週間ほどお休みをしてしまったblogですが、また少しずつはじめていきます。
できるだけ毎日更新し、更新できない場合はあらかじめお知らせします。
拙いところですが、また訪れていただけたら幸いです。

それから、Rosie。
今まで傍にいて、励まし続けてくれてありがとう。貴女に出会えて、ここでの生活がどれほど幸せだったか。私は、貴女に何かしてあげられたかなぁ。
もう苦しむこともなく、ゆっくり眠れていますよね。それとももう起き出して、お花の中を遊びまわっているかな。

またどこかで会おうね。そして一緒に暮らそうね。
posted by M at 21:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペット
Wed,10 August 2005

祝!シャトル無事帰還。野口さんお疲れさまでした。

9日(火)、スペースシャトル・ディスカバリーが、一日遅れ、到着地変更ながらも無事帰還。よかった。乗務員皆さんとNASAのスタッフに拍手!野口さん、お疲れさまでした。夢を叶えて宇宙に出て行かれたこと、素晴らしいと思います。
シャトル計画は残念ながら凍結されてしまったけど、今回の飛行が生かされますよう。もうコロンビアのようなことは起こらないよう。

で、シャトル無事帰還記念、私が好きな宇宙物の本。人類は昔から宇宙に夢を馳せてきたのね。この分野の本はいっぱい。とはいえ、SFが得意でないM、残念ながらこの分野は殆ど読んでいないのだけど。

数少ないながら、最もお気に入りはこの本。
火星年代記
火星年代記
posted with M at 2005. 8.21
レイ・ブラッドベリ著 / 小笠原 豊樹訳
早川書房 (1979)
通常2??3日以内に発送します。

[Amazon]はこちら。
手元に本がないので詳細な内容は覚えていないのだけど、これはSFというのか、叙情詩の様な不思議な世界と感じたことを覚えている。原著で読んでないけど、原著での雰囲気はどうなのだろう。小笠原氏の訳のなせる妙なのか。
人類が宇宙への夢を馳せて、失敗を繰り返しながら進んで、行き着く先はあんな世界なのか。それでも出て行こうとするんだろうな、と思った記憶が。

もう一冊はマンガですが。
パスカル・シティ
パスカル・シティ
posted with M at 2005. 8.21
新谷 かおる著
メディアファクトリー (2001.11)
通常2??3日以内に発送します。

[Amazon]はこちら。
新谷かおると言えば、「エリア88」、「ファントム無頼」、「ふたり鷹」辺りが有名だけど、宇宙物もあるのよね。もともと松本零士のアシスタントだったし。
これは、シャトルが軌道をはずれて太陽へ向かっていくのを、乗組員の子供たちが別のシャトルを盗んで助けに行く話。親が子供に機密を漏らして(!?)いたおかげで、子供たちはシャトルについての知識はいっぱい。操縦士の子は操縦を、運行士(っていうのかな、ヤマトでいう真田さん)の子はパソコンを熟知していて運行や軌道計算もしてしまう。船長の子はリーダーとなって、艦内をしきり、雑用(笑)にいそしむ。大人が驚く柔軟性と発想を見せ(この辺り痛快)、みごと親を救い出し、次世代の宇宙飛行士となっていく。マンガと言ってしまえばそれまでだけど、新しい世代が夢を繋いでいく、未来に希望をもっていくことが明るくかかれた作品でお気に入りです。
9日のネコ
posted by M at 13:28 | Comment(1) | TrackBack(6) | 読書
Tue,09 August 2005

そして今日は長崎を思う。

今日は長崎に向けて黙祷。
広島と比べ注目度が少ないのではと心配していたけど、BBC、SKY NEWSなどはきちんと報じていた。BBCでは、当初小倉が目標だったのを天候の関係で長崎にしたことなどきちんと説明していた。残念ながら新聞の扱いは、もともと記事にする予定がなかったのか、衆院解散に押されてしまったのか、広島に比べ小さい。
New York TimesのOn This Dayでは、6日の広島に続き、9日は長崎への原爆投下について取り上げている。
今年は被爆60年だからか、BBCでは特集番組があったようで、6日には英国人に「今日は貴女の国にとって重要な日ね」と言われた。今日はさすがに言われないだろうなぁ。60周年というタイミングで、広島から、長崎から、そして日本から、原爆投下の意味についてもっと強く世界に問いかけられなかったものか。

今日の長崎が、静かな、平和な一日でありますよう。60年前と違い、長崎の人々が良い一日を過ごされて、平和裡に眠れる日でありますよう。

でも甲子園で長崎代表の清峰が愛工大名電を破っているから、盛り上がってるかも。愛知県の隣県出身のMとしてはチト悔しい。
[8日、9日のネコ]
posted by M at 19:42 | Comment(2) | TrackBack(1) | 徒然なるままに
Mon,08 August 2005

ネコの闘病に寄り添って

私はこれまでペットを飼ったことがなかった。
今、下宿先で、ネコの闘病を目の当たりにして、動物と暮らすということ、そしてその動物が病気になった時について、いろんな思いが交錯している。
私の海外での孤独な戦いの支えになってくれた彼女(6月12日付け記事参照)に、今私は何もしてあげられないのか。

ウチの(下宿の)ネコは一見元気。でもそれがこの病気(甲状腺機能亢進症)の怖いところ。
心臓がフル回転して、常にエネルギーを消費しているので、いつも空腹を訴えているのだから。
とはいえこれまでのネコ缶半分一度に、というのではなく、スプーン一杯くらいづつ。食後はいつも顔をこしこしして、体を丁寧に舐めていたのだけど、今は手足を縮めて丸まって、その後ゆっくり横になります。
撫で撫でを嫌がるのだけど、私だけかと思ったら大家さんにも同様だそう。もう殆ど骨と皮なので、体のあちこちがどこかに当たるのは痛いよう。
今思うと、それまでは首をよしよしした時に、コテン、と受身のように横になっていたのが、2週間ほど前から、ゆっくり倒れるようになっていました。ああ、ここにもサインはあったのだ。
昨日曜は、お昼前に階段を駆け上がってきましたが、通常は一段一段ゆっくり。
3段くらい上って、息をついています。
毛のつやはいいのですが、口の周りは相変わらず荒れてる状態。
それでも行動の仕方や視線が元気な時に近いと思うのですが、目が大きくてぎらぎらしているのはまさに甲状腺障害の典型的な症状だと大家さんに言われて、ああそうかと。
あまりに突然な病気の進行に、驚くばかりです。なんて辛い病気。
そして何にもできないのが辛いです。いつも私が落ち込んだりしている時は必ず傍にきてくれたり、夜ベッドにきてくれたりしてくれたのに。私からは何もしてあげられないのか。

大家さんは覚悟しているかのようです。大家さんはいかにネコが苦しまないですむかを考えているようです。vetと相談しながら、投薬も押さえ気味。投薬をすると苦しむから、らしいのです。

大家さんが覚悟をしているような発言をする度、(言葉は言霊になるのに)と考えてしまう。この辺、考え方の違いなのでしょうけど。私はまだ逆の意味ネコが楽にならないかと。vetと相談しながら辛抱強く投薬を続ければ、少しは好転するかもしれないのに、と思ってしまう。人間だって、癌患者でも信頼できる医者の指示を受けてきちんと養生して、ちゃんと永らえている人もいる。逆に医者にかからなかったり、医者の指示があってもきかなかったりして調子を悪くする場合もある。

とはいえ、私は一介の下宿人。長年見てきた飼い主の目は確かだろうし、私は何か言える立場でも、できる立場でもない。
今は声をかけてやるだけが精一杯。でも最近目を合わせてくれない。
(今朝は6時半に下に降りていってしまった。通常は下の生活を邪魔しないよう、朝早く出かけなければ8時30分以降にしか降りないのだけど。)

今思えばずっと症状はあった(過食、嘔吐)。それを病院に連れて行かなかったのは、人間の判断の間違いだったのか、もっと早く連れて行ってやれば、投薬で改善する余地もあったのか。それともやはりここまでこないとわからないものなのか。
昨年前足をおかしくした時は、結局病院に行かないまま3ヶ月ほどで治ったので、動物の自然治癒力を信じるという考え方も尊重はできるのだけど。
今も、痛い、苦しいといえないネコに、どう接していくべきなのか。
これまでペットと暮らしたことがないので、彼ら彼女らが病気になった場合どう行動するべきなのか、昨夜はずっと考えていました。
posted by M at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペット
Sun,07 August 2005

Great British Beer Festival

金曜の夜は、Olympiaという展示場で行われたビール・フェスティバルへ。
広い展示場に、英国中のBreweryがやってきてブースを設置。そこへビールを飲むためにやってきた大勢の客がいっぱい。これだけの人が飲むためにやってきてる!我々も、太鼓腹のオヤジ、オバサンの集団や、出来上がっているサラリーマンの中へいざ突入。

入場者は入場料を支払い、さらにグラス(pint(0.57L)、もしくはhalf-pint)をデポジットで購入(後で返却すればお金は戻ってくる。私は記念に持ち帰り)。これを持って回って各ブースでビールを買って飲む仕組み。
基本的にはaleを普及するための催しのようだけど、勿論他の種類も販売されている。

私の酒量は2.5pint+α。αってのは、友人が買ってみたけど口に合わないと言ったビールを貰ったのと、会場で知り合った英国人に各ブースを案内してもらって、その時私がグラスを空にしていたら、自分の分をくれたので。約3pint、1.5-7Lってところかな。いつも3-4pint。えっ、飲みすぎ!?
この男性、最初は私たちが集まって飲んでいるところにやってきて、酔った勢いでなのか、「どう?美味しい?楽しんでる?」と尋ねたり、日本のビールとの違いなど話してくれたのね。それがあんまり面白いんで友人たちと目を輝かせて聴いていたら、「美味しいビール飲みたい?じゃあ案内してやろう。」ってことに。各ブース巡りと飲み比べ。この間彼は真面目に、丁寧にいろいろ説明してくれた。
実は某有名ビール会社のengineer(engineerってのがよくわからないけど、蒸留担当の技術者ではないかと思う)で、世界中あちこちのビールフェアに行っては飲み比べたりしてるんですと。幸せなオシゴトだこと。その太鼓腹はその成果だね。つい最近自分の仕事に関係する試験があって、それが終わったところだからか、よけい知識も豊富だったよう。おかげで、数多あるブースの中で、確実に美味しいところへ。彼のお薦めのIsle of Manのビールが飲めなかったのは残念だった(売り切れてた)けど、ScotlandやYorkshireの美味しいビールを味わうことができました。
友人ともども、今後のkeep in touchを約束してお別れ。

で、帰りに展示場の駅から一駅乗って、別の路線に乗り換えようと地下鉄を降りると、目の前に彼が。地下鉄路線図を見ながら唸ってる。「最終電車行っちゃった...」。わぁぁ、悪いことしたぁ。終了の 23時近くまで、真面目に案内してくれたもんなぁ。
慌てていたにもかかわらず「キミたちはホントcuteだったよ。絶対keep in touchだからね」とcheek kissをしてから別方面のホームへ行ったけど、無事帰宅できたかな。心配。

[参考]Great British Beer Festival公式サイト

[8月8日(月)追記:私が飲んだビール]
Brewery--Beer(Alcohol)--District
1.Kains--Finest Bitter(4.0)--Merseyside
2.Wychwood--Hobgoblin(5.9)--Oxfordshire
3.Thrakston--Old Peculier(5.6)--North Yorkshire
4.Broughton--Clipper IPA(4.2)--Borders
5.Sharp's--Doom Bar Bitter(4.0)--Cornwall
posted by M at 07:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外生活
Sat,06 August 2005

どうぞ安らかに−広島へ。

今私がいる国では、この時間はちょうど深夜。今年は週末、金曜の夜。
でも帰ってきたよ。
先週は酔いつぶれそうになって友達んちに泊まったけど、今夜はちゃんと帰ってきたよ。
だって毎年この日、この時間は、黙祷を捧げる時間だから。
世界の何処にいてもそうしてきたよ。

60年前、亡くなられた方々へ。
どうか安らかに眠っておられますよう。
その後、苦しまれて亡くなられた方々へ。
どうぞ安らかにお眠りくださいますよう。
その後、いろんな形で苦しんでおられる方々へ。
貴方々の苦しみを分かとうとはおこがましいかもしれませんが、思いはいつも傍にあることを知っていてください。
少しでも苦しみが休まりますよう。

NHKのworld news、広島からのレポートはセミの鳴き声が激しかった。
ここ何年も日本で夏を過ごしていないので、セミの声をきくと、この日を意識する。
60年前、セミは鳴けなかったろう。

60年後の今日は、静かに時が過ぎますように。
セミが思い切り鳴けますように。

ところでNHKにお願い、いい加減world newsをlive放送にしてください。
posted by M at 08:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なるままに
Fri,05 August 2005

オンナとしてどっか間違ってる?

seesaaのメンテ前に更新したいのでコネタで。

先日出かけた時、(そういえば化粧水が切れそうだったな)と思い出し、Body ShopでいつものCucumber freshing water、250mlを購入(ついでに2つの目のWhite Bandも購入。Oxfamで買った物が布製で汚れそうだったので。今度はシリコン製)。
で、ふと思った。化粧水を買ったのはずいぶん久しぶりだよな...。
家に帰って調べてみました。前回買ったのは2003年11月.....20ヶ月もかかって化粧水をやっと使い切るって。しかも顔だけでなく、時々ボディにもはたいているのに。取り立てて小顔でもないのに。
これって普通ですか?それともアタシ、♀として間違ってる?
あ、因みにクレンジングと洗顔石鹸は結構頻繁に買ってます。

[日本時間5日(金)07:45追記]
無事メンテが終わったようですね。Seesaaのスタッフの皆様お疲れさまでした。
ところで私、すっかりメンテのこと忘れてて日本時間の朝4時頃あるblogをのぞいたら閲覧できたんです。で自分のblogも試しに見たらちゃんと閲覧できた。seesaaの本体はだめたっだけどblogは閲覧できるメンテだったのかな。
posted by M at 00:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なるままに
Thu,04 August 2005

ネコ、病気が判明。

ウチの(下宿の)ネコ、病気であることが判明しました。

この1年ほど、異常なほどの食欲で、そのわりに全然太ってなかったネコ。ところが、先週の30日(土)に裏庭から彼女の餌を狙ってやってきたキツネと喧嘩して以来、すっかり食欲が落ちて、気がついたら骨と皮だけのように。顔などまるでタイガーマスク(吠えてるんではなくて、両頬がすっかりこけてしまった)。
今朝早く大家さんがネコを連れて出たんでビックリ。日頃「彼女は病院に連れて行くと怖がってショックを受けるから、それが心配だから、よほどのことがない限り連れて行かない。私の理想は、彼女が庭で静かに眠るようになくなること。」と繰り返し言っていたけど、さすがにこの2,3日の状態には耐えられなかったんだ。
結構早く帰ってきて、診断結果を教えてくれた。「甲状腺機能亢進症(Hyperthyroidism)」。はっきりしたことは血液検査の結果待ちだけど。
大家さんがvetからもらってきた、症状と治療方針が書かれたpaperを簡単にまとめると、ネコの「甲状腺機能亢進症」は以下の通り。
「甲状腺機能亢進症(Hyperthyroidism)」とは
ネコに最もよく見られる内分泌(ホルモン)疾患。8歳以下のネコには殆ど見られない。また、性別や種類にも関係ない。首にある甲状腺からの甲状腺ホルモンの生産と分泌作用の増加により発生。
症状
1.体重の減少
2.食欲増加
3.異常に活動的になり、落着かない
4.様々な心臓の律動の異常や心雑音を伴った、心拍数の増加
5.大便の量の増加を伴う排便の頻度の増加
6.喉の渇きと小便の増加
7.時々嘔吐する
8.息遣いが荒い
9.毛並みにつやがなく、脂ぎっている、また手入れをしていない
10.激しい倦怠感と食欲不振

当てはまること、当てはまること。確かにこの1年、急激な食欲増加、でも太らず、嘔吐は増えてた。言ってみれば、ずっとマラソンしている状態のようなこの病気。ちょっと見には普通と変わらない、どころかかえって元気に見えてしまうところが曲者。ところがこの2,3日は急激な食欲不振で、全く毛繕いをしなくなってた。キツネとの戦いで精神的なショックを受けたものと思ってたけど、こんな病を抱えていたとは。気がついてやれず、ごめんね。
大家さんは、帰ってきてvetでの様子や今後の検査と治療について話してくれたけど、ちょっぴり半べそ。
ネコはというと、反抗する気力もなく大家さんとお医者さんに従ってたようで、帰ってきたらとっとと裏庭へ。

治療法は1.投薬、2.手術(甲状腺にある瘤の除去)、3.放射線治療の3つ。2.は年齢的に無理、3.は英国では実施機関は2ヶ所。年齢と一般的な治療法ということで1.を選択。
処方されたのはFelimazole。英国では最近一般的な治療薬のよう。上記paperにはCarbimazole(Neo Mercazole)が最も多い、とあったけど。日本ではMercazoleを使うらしい。
今後は一生薬が手放せません。効果が見えてくるのは2,3週間、とあるけど、少しでも早く効いて食べられるようになりますように。今は皮と骨だけだもん。

水曜は大家さんの仕事がとりわけ忙しい日。一日家にいる(実は飲み会を断った←えっ、アンタが!って突っ込みがきそうだな)Mがちょこちょこ様子見。昼は殆ど食べなくて、涎をたらしていて心配だったけど、夕方は大家さんが用意した魚を結構食べた。普段は肉なのにこういう時は魚なんだ。「私が普段食べるものより高いのよ」と大家さん。すっごいご馳走かも。あごの下についた食べかすをとらないので、とってやろうとエプロンの先で払おうとしたら、怒って布を掴んでひっぱった。少し元気が出てきたかな。

症状等を調べてたら人間と全く同じ。勉強になった。人間でも苦しんでいる人が多いこの病気。見た目でわかり難い病気だから大変なことだろう。今までこの病気を持った人に出会ったことはなかったけど、これから会うことがあれば、より理解してあげられると思う。
posted by M at 07:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペット
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。