店主敬白
20日(木)−24日(月)、更新をお休みします。
25日(火)にまとめて記事をアップする予定です。
Mon,03 October 2005

ユダヤ教の新年、イスラム諸国のラマダン月

イスラエルでは4日(火)、正確には3日(月)の日没から新年(ロシュ・ハシャナ(Rosh Ha'Shana)。日没からというのは、ユダヤ教では一日は日没と共に始まると旧約聖書に記されているから。ユダヤ暦では5766年ティシュリ(Tishrei)の月1日。
その後、13日(木)(12日(水)の日没から)がヨム・キプール(大贖罪の日)。この日一日、ユダヤ人は断食をして罪を悔い改める。イスラエルでは全ての交通も、TV・ラジオの放送も停止。
さらに、18日(火)から24日(月)(17日(月)の日没から24日(月)の日没まで)がスコット(仮庵の祭り)、25日(火)(24日日没から)がシムハット・トーラー(律法の歓喜祭、一年かけて律法を読み終えたことを祝う日)、新年のお祝いが続く。
因みに、新年と言ってもティシュリの月は第7の月。

おめでたい月なのだけど、ユダヤ暦の祝祭日にはテロに狙われやすいので厳戒態勢となる。この時期パレスチナ地域は閉鎖されてしまい、イスラエルに出稼ぎに出ているパレスチナ人は仕事に行けない。
イスラエル人に旅行先として人気の高いシナイ半島は、新年を前にして「テロの危険あり」と旅行中止勧告、既に滞在している人には引き上げるようにと当局が警告を発している。だけど既にシナイ半島にいるイスラエル人、一向に引き上げてなくて、国境の検問所はガラガラ。

[10月3日(月)8.15(GMT+1)追記]今朝のイスラエルのラジオ放送によると、数千人がシナイ半島をでて帰国した模様。

他方イスラム諸国では、4日(火)からラマダン月の「予定」。「予定」とは、イスラム暦(ヒジュラ暦)は太陰暦で、肉眼で月の満ち欠けを見て判断されるところもあり、国によって1日ずれたりすることもあるので。ラマダン月は、日中は断食しなければならないけど、夜はその分お祭のようにご馳走(イフタール)を食べるので、実はこの時期が一番食材が売れて、エンゲル係数も上がるらしい。仕事時間も短縮されたりする。断食と言っても、病人や妊婦などは免除されるし、この時期できなくて別の時期にすることも許されていて、とてもフレキシブル。友人のお父さんは、ラマダン月にはきちんとタバコもやめてたけど、日中だけじゃん、そのまま禁煙すればいいのに、と思ったのだけど、それはできなかったらしい。
こちらイスラム暦では、ラマダン月は第9の月。因みにラマダンとは「断食」という意味ではないのであしからず。

ラマダン月にジハードで亡くなるとよりアッラーの祝福を受けるということで、この時期テロを起こす危険が高いと言われているけれど、バリ島では既にテロが起こってしまった。ラマダン月の前にも実行するのか。このタイミングは何を狙ったんだろう。

ところで、3日(月)の午前中、北大西洋からアフリカにかけて金環食が見られます。イスラム教では、日食は不吉なものとされてて、以前中東で日食が見られた時は、国を休日にしたところも。我々がはしゃいで日食を見ている最中、イスラム教徒はカーテンを締め切って怯えていました。その怯え方は、正直(これほどまで)、と驚くほどで、彼らの日常や考え方にいかに宗教の教えが深く根付いているかを知らされた気がしました。

[参考]
・ユダヤ暦について イスラエルの休日 (在日イスラエル大使館サイトより)
・ラマダンについて Ramadan (BBC Religion&Ethicsのサイトより)
・金環食について Moon moves to make dazzling ring (BBC NEWS|Science/Natureのサイトより)
posted by M at 08:34 | Comment(2) | TrackBack(3) | 海外生活
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。