店主敬白
20日(木)−24日(月)、更新をお休みします。
25日(火)にまとめて記事をアップする予定です。
Sat,18 June 2005

イスラエル・フィル at バービカン

16日(木)、ロンドンのバービカン・ホールにて、ズービン・メータ指揮、イスラエル・フィル(以下IPO)の演奏を鑑賞。

と書いておりますが、実はクラシック音楽全然わかってません。以下はそんなほとんど初心者の人間が書いている感想です。ご笑読ください。

曲目は以下の通り。

ベトベン
Overture Egmont
Violin Concerto in D
Symphony No.7 in A

アンコール
ヨハン・シュトラウス
こうもり(多分)←だから、詳しくないんだって。

Egmontは、あっという間に終わっちゃって、「えっ、こんな曲だっけ?」。むかーしサントリー・ホールで東ベルリンのオーケストラで聞いて以来だけど、東ベルリンの演奏は、素朴な印象だったのに、この日は、妙にさらっと流れた感じ。

Violin Concerto、これがすごかった。
ソリストはNikolaj Znaiderという、 Danish-Israeli。今売り出し中(?)の若手バイオリニスト。
同じバイオリンって楽器を弾いているのに、こんなにいろんな音が出るのか、って位、これまでに聞いたことがない多彩な音。高い音、低い音、軽い音、重い音。一人でいくつもの音を重ねているような演奏をするかと思えば、ひとつの音でぐっと聞かせたり(そういう曲なんだろうけど、良く知らないMですので)。
体全体が楽器と化しているのでは、といった風に見える演奏で、音も彼の全身で響いてそれが外に出てきている感じ。会場中に響く響く。
時折汗を拭き拭き。演奏ってそんなに重労働なのか、汗かきな演奏家なのか、あがってるのか。でもそこが、まだあまり世慣れしてないようで、照れるような感じも良かった。
いやー、すごかった。私はバイオリニストではItzhak Perlmanが好きだけど、数年前Tel AvivでPerlmanの生演奏を聞いたときよりも感動した。こんなソロはじめて聞いた(そんなに数聞いてないけど)。終了後の拍手も「ブラボー」の賞賛も大きかった。
指揮台の上に立っているメータより背高いし(笑)。

(上で何度「すごい」と書いているんだ>あたし)。

でも、その拍手を上回る大拍手が起こったのがNo.7の演奏終了後。
第3楽章で妙にテンポよくなっちゃって、これは競歩のBGMですか。さっきまで普通に歩いていたトトロが急ぎ足になっている絵が頭に浮かぶ。しかし第4楽章はさらに飛ばす、飛ばす。もう少しでマラソンになりそうな勢い。
でも観客も大ノリ。前の席の紳士も、左隣の席のご婦人も、手で腿を叩いてリズム取ってる。右隣にいた、黒いキッパかぶった少年は最後座席で指揮してました。こいつ、将来俺様千秋様か。

で、ものすごい拍手にこたえてアンコール。
えっ、クラシックでアンコールするの。>ヨハン・シュトラウスの「こうもり」を演奏してくれました。

でも、そんなに真面目に聞いていたわけではないのです。
profile(左のカップから入れます)に書いたとおり、最近「のだめカンタービレ」がマイブームなワタクシ。演奏中、自分の中ではR☆Sオケのコンサートに来ている気分(R☆SとIPOを一緒にするなとお叱りを受けそうですが)。
バイオリン・コンチェルトでは、ソリストが胸に赤い薔薇をつけていたので(俺の真っ赤なルビーならぬ、真っ赤な薔薇だぁ)とか、(清良たん)と、大川先生見たく萌えてみたり。
No.7では、(これが、千秋様が巨匠にダメだしされた7番かぁ)と感動しつつ、(えー、こんな難しい曲のコンマスを峰クンがやったのか)と思ってしまい−音大生なんだからさ−、(あのティンパニ、「メータ様(はあと)」とか思ってないだろな)と想像してもう少しで吹き出しそうになるわ、クラリネットにくろきんを探したり、チェロに菊地君を探してしまったり。
IPO、ロンドンではベトベン一色でしたが、ウィーンでは「ティル」を演奏するんだ、ぎゃぼ。聞きたかったデス。
というわけで、当日は「のだめ」、特に9巻の世界なのでした。



IPOは、Tel Avivで聞いたときは、野暮ったくて垢抜けない楽団だなと思ったのに、今回は都会っぽく、大人っぽく聞こえました。振る舞いも違ったような。一度Tel Avivでメータで聞いてるはずなんだけど、どうしてこんなに印象が違うんだろう。Barbicanのホールはは、IPOの本拠地のTel AvivのMan Auditoriumのホールと似ていて、見た目の印象は大差ないのに。街の雰囲気のなせる業か。
イスラエルでは、上着着ないでシャツで指揮してましたから−クール・ビズ−。

ただひとつ、(あぁイスラエルだな)と思ったのは、普段以上に警備が厳しかったこと。鞄を開けての荷物チェックはなかったけど(イスラエルでは日常)、会場内には、Barbicanの警備員以外にユダヤ関係のセキュリティがあちこちに立っていた。
普段は本が入った大きなリュックやPCが入った鞄を会場内に持ち込んでいて、それを咎められたことはないのに、今回はBarbicanのセキュリティが EgmontとViolin Concertoの間に私のところにやって来て、「マダム、鞄をクロークに預けてください」。えっ、と思ったけど、理解してOKを告げると、「演奏を聞き逃してもらいたくないので、鞄は私がクロークに預けます。番号札を後でお持ちしますので」。
国を離れても、彼らイスラエルの人々がこんな警戒をしなければならないことに寂しさを感じた。

[参考]Israel Philhamonic Orchestra オフィシャルサイト

さて、この記事、押売新聞に投稿しようか、「クラシック・ライフ」にしようか。

[20日(月)追記]
20日(月)に、このコンサートについての当地紙のreviewとその感想を投稿しました。
posted by M at 18:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽:クラシック
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