店主敬白
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25日(火)にまとめて記事をアップする予定です。
Tue,23 August 2005

レイ(Ray)

-The extraordinary life story of Ray Charles. A man who fought harder and went farther than anyone thought possible.
-The only thing more extraordinary than the music is the man behind it: Ray Charles.
-The extraordinary life story of Ray Charles.
-レイ・チャールズ――音楽、恋、そして人生。彼は、生きること全てにおいて<天才>だった。
B0007TW7WSRay / レイ 追悼記念BOX
ジェイミー・フォックス テイラー・ハックフォード ケリー・ワシントン

by G-Tools

2004年の米映画。Ray Charlesの生涯の映画化。
最高にカッコよかった。音楽も、主演のJamie Foxxも。Jamie Foxx、Ray本人としか思えませんでしたよ。実際ピアノを弾くシーンは全てJamie Foxxだそう。点字学校にも通ったとか。私が知っているRay Charlesって、すでに白髪のお爺さんでいつも襟の幅が広いステージ衣装って印象ですが、映画は若い頃が中心。きっと若い頃はこうだったんだろうなぁと思われました。
ストーリーは、貧困家庭の盲目の青年が、天才的な音楽の才能で、恋に、ビジネスに成功していく、その背後で、旅とレコーディングに明け暮れる生活、女とドラッグ、その破綻と再生を、人生に色濃く影響した弟の死と母親との関係を織り込みながら、ってところ。
cold turkeyのシーン、凄かった。
でもこの映画を通して一番驚かされたのは、この60年ほどの米国社会の変化。
当初Rayが長距離バスに乗ってシアトルに行き、そこで音楽人生を歩みだすのですが、そのバス(Grayhound)の座席がwhiteとcolouredで仕切られてる。Rayが参加するバンドは黒人ばかり。ツアー先(ナイトクラブのようなところ)も黒人ばかり。
やがて白人が少しずつ姿を現し出し、やがて黒人、白人とも違和感なく同時に画面に現れ出す流れを見ていて、そうだよ、今でこそパウエルやライスがホワイトハウスで中核にいたり、ニュースキャスターがWASPじゃなかったりしていて、それを何の不自然さもなく見ているけど、ほんのちょっと前までそうじゃなかったんだよ、と思い出した。
その黒人ばかりの時代の映像は結構ショックでした。そしてRayが差別と戦ったことも。
Ray Charlesは人種差別があったGeorgia州でのコンサートを拒否して、同州での活動を禁止されます。これが撤廃されたのが1979年。遠いようで、実はついこの間のこと。Rayが州議会に招かれて、州知事が公の場で公式に謝罪し'Georgia on my mind'が州歌になるのですが、この時両腕で自分を抱え込むようにして喜ぶシーン、ここはRay Charles本人だそう。
また映画は、彼の人生にいかに女性が影響を与えたかにかなり力点がおかれてました。妻、愛人(12人の子供と21人の孫に5人の曾孫!)、そして母親。特に母親は、幼い頃の貧しい生活、弟の死、そのトラウマと緑内障で盲目になっていくところが頻繁に挟み込まれるフラッシュバックシーンで大きな存在感。薬物中毒からの再生のきっかけのシーンもその母親との関係を背景に描かれてたし。母親が厳しかったから(勿論愛情があったからだけど)、愛を求めて女性遍歴を重ねたのかも。
ホントかな、と思ったのは、シアトルについて直ぐ道端でトランペットを吹く黒人と出会うんだけど、それが「クインシー・ジョーンズ」。去年のNHK大河「新選組!」で近藤勇と坂本竜馬が出会ったシーンを思い出してしまった。

で、正直に告白します。
1.私はRay Charlesが盲目だと知りませんでした(ご、ごめんなさい!!物知らずで)。そんなの音楽に関係ないじゃん。そう知っても彼の音楽に対する気持ちは変わらないし。
実際ビジネスを進めていく姿勢など、正常者と全く互角。彼が盲目のように見えたのは、女性を口説く時ゆっくり両手で相手の手を握り、だんだんを腕にそって撫で上げて、hugしていくところ(このシーン、頻繁にあったなぁ。皆に同じことしてたんだろうか)。
2.映画の初めの頃の黒人ばかりのシーン、英語がわからないところがしばしば(;O;)。訛りや黒人独特の言い回しや音なんかがあるだろうけど、これほどとは。後段はわかったもん。
3.Jamie Foxxがアカデミー賞主演男優賞を取ったことも知りませんでした(恥)!!見終わって、(これでアカデミー賞取れなかったらおかしいよな)と思って帰宅して確認したら、やっぱり取ってた...。

誰もがそうだろうけど、映画を見てRay Charlesをあらためて聞きたくなりました。今まではラジオやTVで流れるのを聞いていて凄いなとは思っていたけど、しっかり腰をすえて聞いてみたい。彼の音楽はジャンル分け不可能だなと思う。ソウルであり、C&Wであり、ロックであり...全部あるんだもん。

152分とあったから、長くてだれるかなと思ったけど、あっという間でした。

[参考]
公式サイト:英語,日本語

[鑑賞メモ]
場所:London, Prince Charles Cinema
日時:2005年8月19日(金)15:15-18:00
映画データ
-Director Taylor Hackford
-Producer
Howard Baldwin, Karen Elise Baldwin, Stuart Benjamin, Taylor Hackford
-Exective Producer
William J. Immerman, Jaime Rucker King
-Co-Producer
Ray Robinson Charles Jr., and others
-Writing credits
Taylor Hackford, James L. White(story), James L. White(screenplay)
-Original Music
Craig Armstrong
-Non-Original Music
Hoagy Carmichael (song "Georgia on My Mind")
Ray Charles (songs)
Ludwig van Beethoven (from "Moonlight Sonata")
-Cinematography
Pawel Edelman
-Cast (in credits order)
Jamie Foxx Ray Charles
Kerry Washington Della Bea Robinson
Regina King Margie Hendricks
Clifton Powell Jeff Brown
Harry J. Lennix Joe Adams
Bokeem Woodbine Fathead Newman
Aunjanue Ellis Mary Ann Fisher
Sharon Warren Aretha Robinson
C.J. Sanders Young Ray Robinson
Curtis Armstrong Ahmet Ertegun
Richard Schiff Jerry Wexler
Larenz Tate Quincy Jones
Patrick Bauchau Dr. Hacker
Mike Pniewski Bus Driver

(参考)IMDb,Allcinema Online
posted by M at 05:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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